tonyblogの日記

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【働くことを考える人へお勧め】苦しかったときの話をしようか①

はじめに

今回は、P&G出身、USJ再建の立役者として有名な森岡氏が、就職活動を前にして、将来やりたいことが分からないと悩む娘のために書きまとめていた内容を書籍化したものになります。

第1章の「やりたいことが分からなくて悩む君へ」や表題の「苦しかったときの話をしようか」を除くと、本書の大部分は、いわゆる「キャリア論・自己分析論」を整理した内容になっています。そのため、今将来の仕事を考えている人、もしくは自己分析(自分の強みを見つけ、それをどう伸ばすか、自分の弱みとどう向き合うか)をしている人にとっては、学ぶことが多いように思います。ただし、私は第1章、表題の章の方が大変印象に残り、特に表題の章である「苦しかったときの話をしようか」を読んだ際には、感動で涙ぐむような内容になっていました。本日は、紹介したい本は様々な人にとって印象に残るような本となるでしょう。

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感想(3件)

働くことを考える人へお勧め本はこちら

①「苦しかったときの話をしようか」森岡 毅 著

■お勧めポイント:★★★★

■お勧めしたい方:働く上での「判断軸」が欲しい方へ

■コメント:

本書では、USJの再建立役者である日本を代表すると言っていいマッケーターである森岡氏が見せる違った一面を見ることができます。それは「娘を想いつつも、ついつい心配するがあまりに喧嘩になってしまう、不器用な父としての一面」「P&Gの中で、入社直後は苦しみながらも、順調にキャリアを伸ばした先にも不条理な環境に苦心し、全てが順風満帆ではなかったという一面」です。当時、森岡氏の書籍を続けて読んでいた私にとって、こうした意外な一面を知ることができただけでも、この本を読むことの収穫でした。

将来やりたいことがわからなくて悩む娘へのメッセージとして、キャリア・自己分析について様々なポイントを紹介してくれています。特に印象的だったのが、日本人の課題の一つとして「Self-Awareness」(=自分を知る事)に弱いことにあるという点でした。自分が何者で、何に強みがあり、何をすれば幸せに感じるのかを行うのが、Self-Awarenessですが、日本人の場合は、そうした自分を知る作業をせずに、何となく会社を選んでしまうということが多いということです。
本書では、そうした「Self-Awareness」が弱い人に向け、自己分析手法を提供しています。
ただし、本書で紹介してくれている自己分析手法は、自らの体験に基づき、自らで言語化しながら、強み・弱みを認識していくものになりますが、そうした作業が苦手な方もいらっしゃるのではないかと思います。
そうした方に、私がお勧めしたい自己分析手法はこちら。

tonyblog.hatenadiary.com

なお、表題の「苦しかったときの話をしようか」については、後日違う形でレビューをしたいと思います。

このように、P&G出身、USJ立役者とキャリアを上げてきた森岡氏が考える働くことへの本質に触れることで、自身のキャリアを伸ばしていく内容を理解できるきっかけになる本ですので、まだ読んだことのない方にはおすすめの一冊です。

 

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【ルンバ購入レビュー】Roomba j7+がお勧め

はじめに

実は今月から結婚を機に新生活が始まりましたが、1人暮らしが長く固定費・大型出費を削りたい私と、新婚生活と時短家電という2つの看板を持ち、勢いよく買おうとする妻との争いの最中、結局折れるしかない展開に若干の疲労感が溜まってきました。笑

そんな中でも、一緒に買った初日から私も妻も興奮し、使った後も満足度の高いロボット掃除機「Roomba j7+」について、本日はご紹介いたします!

Roomba j7+ お勧めポイントはこちら

■お勧め家電ポイント:★★★★★


■お勧めしたい方:
① 床を常に清潔な状態にしたい方(特に引っ越しをしてきたばかりで、清潔な状態をキープしたい方へお勧めします)
② 掃除にかかる時間を効率的にしたい方(特に共働きで、家事を分担する必要がある方。ちなみに私が掃除担当のため、助かっています。笑)
③ オマケみたいな話ではありますが、最新テクノロジーが搭載された家電を使ってみたい方
(特にAIとルンバに搭載されたカメラによるUXには、驚きが沢山あり、刺激的です。笑)

■コメント:
ルンバが掃除をしてくれるまでの部屋は、3日程度掃除をしていない状態で、床を裸足で歩くと足に埃が付いてくるという状態でした。3日間という短い期間でも、よく床を見ると引越しの段ボールや家具に運ばれてきた埃、髪の毛が散らばっていました。それが、雑巾で掃除したくらいに綺麗にしてくれるのは、とても快感でした。

Roomba j7+の特長ですが、一言で言えば「賢いロボット掃除機」です。Roombaのエントリモデルと異なるのは、①複数の部屋の隅々まで掃除できるよう、家具や部屋の壁に沿って稼働(エントリモデルは床をランダムに稼働)②搭載されたカメラにより、家の間取りを記録、ルンバのアプリへマップ画像を送信、ユーザー側は部屋の中のどこまで掃除してくれたかを確認できる(エントリモデルには搭載されていない)③搭載カメラにより、物体を認識して避けることができる(例えばコードなど)こちらもエントリモデルには搭載されていないものになります。

機能ベースにその特長をご紹介しましたが、体感的には「使っていてストレスを感じにくい」ルンバになっているのでは、と思います。よく聞くのは、床にあるコードに引っ掛かり動けなくなっていた、風呂場で動けなくなっていたなど、少し目を掛けておかないといけないと上手く働いてくれない可能性があります。外出時や就寝時、子供と遊んでいる時にルンバをかけたい人にとっては不便に感じることもあるように思いますが、そうしたストレスなく使えそうな気はします。

様々な観点でご紹介をいたしましたが、何より掃除担当ではない妻が進んで使ってくれている点が個人的には助かっています。笑 ぜひ一度購入検討をすることをお勧めします!

 

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【ビジネス小説の勧め】戦略プロフェッショナル

はじめに

転職活動の最中、転職エージェントと会話をしていた時でした。Zoom面談の中で、転職エージェントから面談を受けた会社に関して感想を聞かれた私は、面談をして良かった印象を持った会社について一通り話をしました。そしたら、エージェントから「理想論ではなく、実行力を持った会社が好きなんですね」と言われたのですが、正にそれが私が働く上で大事とする点でした。

事業を立ち上げる、経営判断をする、組織運営をする、様々な企業活動シーンにおいて判断を行う必要があるが、どんな風に思考を巡らせて判断をしたら良いでしょうか?しばしば、経験値や上長の言葉を借りて判断してしまうケースが多いように思います。今回紹介する本は、そのような私達の判断に「因果律」というキーワードを与え、新たな判断軸を提供してくれような本になります。

経営判断に役立つお勧め本はこちら

①「戦略プロフェッショナル」三枝 匡 著

■お勧めポイント:★★★★★

■お勧めしたい方:自分の経営判断に「確固たる根拠」が欲しい方へ

■コメント:

因果律」とは、「結果と原因を結ぶセオリー」と言い換えることもできる言葉です。つまりは、ある結果を出すためには、こうすれば上手くいくはずだ、という自分なりの判断軸があるということです。

この本の特長は、しばしば実経営のシーンに落とし込みながら、経営課題の解決に一般的に知られる経営理論を用いるということにあります。例えば、「プロダクト・ライフサイクル理論」を用いて、競争パターンを説明してくれるシーンがあります。「プロダクト・ライフサイクル理論」を、プロダクトのライフサイクルを導入期・成長期・成熟期・衰退期の4つに分けて表現するものという点までを理解している人は多いように思いますが、そのステージ毎にある「勝ちパターン」というものがあることを理解できている人は少ないのではないでしょうか。

更に、この本がユニークなのが、ビジネス本としてのストーリに合わせ、経営コンサルタントである著者が経験して見知った、日本のビジネスマンへの危機感を語る点にあります。例えば、「日本のビジネスマンは経営理論を知っていても、扱う事をしない」という点です。実践的な価値が分からないことや、それを知らないトップの人間がいざやろうとしている人がいても、それを阻む風潮があると指摘しています。これらは、読んでいる私達に警鐘を鳴らしてくれているように思え、私が最初にこの本を読んだ時には面白さと同時に現状への苛立ちを覚えたように記憶しています。

このように、一見とっつきにくさを覚える経営理論に対して、自身の経営判断に役立つ内容を理解できるきっかけになる本ですので、まだ読んだことのない方にはおすすめの一冊です。

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【自己分析の勧め】さぁ才能に目覚めよう

はじめに

学生時代の就職活動を振り返るとあなたの強み・弱みはなんですか?という質問が、一番苦手意識がありました。選考結果を踏まえると、この質問をする会社とは相性が悪かったように思います。私のように「自分って何?」を真面目すぎるほど考えてしまい、ドツボにハマってしまう人も少なくないように思います。今回は、そんな方にお勧めしたい本を紹介いたします!

自己分析に役立つお勧め本はこちら

①「さあ、才能に目覚めよう」トム・ラス 著

■お勧めポイント:★★★★★

■お勧めしたい方:自分の強み・弱みを「言語化」したい方へ

■コメント:

私なりの「あなたの強み・弱みは何ですか?」という問いへの答え方ですが、結論として「内容は何でも良い、要するにどう答えるかが重要」と現時点では解釈しています。自分なりに納得ができて、質問した相手にとってもすんなりと入ってくるストーリーを作ることができるかがポイントです。そのためには「強み・弱みの『言語化』」が重要になってきます。

今回紹介する本には購入特典として、書籍を購入した人が受けることができる「ストレングス・ファインダー」と呼ばれるアセスメントWEBテストがあります。このWEBテストを受けることで、34に分けられる資質の順位付けがされ、上位に来る強みを見ることによって、自分の「強み」と認定されたものを把握することができるわけです。

ちなみに、私の上位5つの強みは「個別化・最上志向・達成欲・親密性・学習欲」となります。また、私はWEBテストを受講するにあたり、追加料金を支払い、通常は上位5つまでしか確認できないところを34全ての資質の順位を把握いたしました。そして、上位5つ以下の資質は「戦略性・着想・分析思考・内省・自我」と続きます。
これらの資質を見ていくことで「全体的には思考力に強みがあるが、それ以上にチームメンバの個性を活かして、高い目標を達成することに意欲があるのだな」という発見に至り、自分の特性を理解することができました。また、「親密性」という資質は「社交性」の裏返しなので、パーティに出てどんどんと声をかけていくというのは無理だという自分を認めるきっかけにもなりました。

このように、自分の進むべきベクトル、組織への貢献に向けた個人の活かし方を知るきっかけになる本ですので、まだ読んだことのない方にはおすすめの一冊です。

さあ、才能に目覚めよう ストレングス・ファインダー2.0 / トム・ラス 【本】

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【ビジネスに役立つお勧め本】マーケティングを知る

はじめに

マーケティング」の分野にて10年仕事をしてきましたが、この分野ほど、その実態を正確に捉えられている人が少ないことはないのではと思うほど、人によって理解度の違いに差がある分野はないのではと思ってしまいます。今回は、マーケティングを知る上で重要と思われるお勧め本を厳選して紹介いたします!

ビジネスに役立つお勧め本はこちら

①「イシューからはじめよ」安宅和人

■お勧めポイント:★★★★★

■お勧めしたい方:バリューの高い仕事をしたい方へ

■コメント:
キャリア相談や就職活動(転職活動)、チームマネジメントの際に、マッケーターって何が必要なのか?と問われることがあります。その時に、私は「マッケーターに必要な要素は様々あるが、一番重要なのは巻き込み力だ」とコメントしています。それは、マッケーターの仕事は1人ではできないという性質があるからです。

マッケーターの存在意義は営業や開発部門などとのコミュニケーションを通じて、事業を成功させることにあります。このコミュニケーションに必要な能力は2つあり、論理的思考力と対話力が必要と考えています。この本と出会ったのは大学生時代でしたが、当時の私は、後者への苦手意識が強く、前者へのこだわりが強かったように思います。(後々、後者への苦手意識を克服するきっかけがありましたが、それは別の機会へ)

この本の重要な点は、問題定義→仮説立案→アウトプットデリバリに至るプロセスをまとめている点に加え、「今までの常識を覆そうとしている」点にあります。バリューを高めるには、努力と根性の上で質を上げようとするのではなく、「問いの質」を上げること=バリューの高い、圧倒的な生産性の向上に繋がると言っています。当時の私を振り返ると、暇な大学生で学習欲の盛んな時期であったこともあり、ひたすら課題図書や論文を読み漁り、インプットを続けることで「やっている感」を出していたように思います。本書ではそれを「犬の道」と言う言葉で上手く表現されていますが、重要なことは根性論でひたすら情報と向き合うことではなく、どこに問題点を置くか、どの問題を重要とするかの視点にあると語ってくれています。

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②「マーケティングとは『組織革命』である」森岡毅著

■お勧めポイント:★★★★★


■お勧めしたい方:マーケティング分野での成功を遂げたいという野心のある方へ


■コメント:
USJユニバーサル・スタジオ・ジャパン)のV字回復の立役者として有名な森岡氏が、その叡智をまとめた書籍は数多く存在いたしますが、その中でもお勧めしたいのがこちらの書籍になります。こちらの書籍について共感できたのが、書籍のタイトルの通り「マーケティングとは『組織革命』である」という点にあります。

マッケーターの本質にコミュニケーションがある点については先述の通りですが、このコミュニケーションは上流工程から下流工程まで流れて、お客様へのメッセージとしてデリバリされていかなくてはならないと考えています。このプロセスを実現するには、一個人の活動の努力如何の問題ではなく、組織が連動して実現されるものだと思います。コミュニケーションを成立させることがマーケッターの仕事の成果に直結するという意味では、マッケーターが意識すべきは現状の組織連動性のレベルを見極めながら、過不足を補うように働きかけることです。

本書籍の面白い表現に「理想の組織とは『人体』である」という言葉があります。そして、多くの会社における課題を、その人体が動く上で重要な神経経路が破壊されている事にあると指摘しています。個人の力で会社を成長させるにはどのようにすれば良いのか、そのメソッドを学ぶことが可能です。

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